燻肴(くんこう)|島系ウイスキーに合う贅沢なつまみ

燻肴(くんこう)は、大阪にある老舗の燻製専門店です。 ウイスキーに合うつまみについての語っています。

燻肴(くんこう)のつまみと島系ウイスキーの相性 -その2

-その1 のつづき

前回の記事では、おいしいウイスキーを飲むときに
「つまみは、邪魔になるくらいならいらない」
というのを語りました。

さて肝心のおいしいウイスキーとは、
どんなウイスキーでしょう。

それは、自分にとっては島系のウイスキーです。

ここでいう島系とは、アイラモルトの中で
スモーキーでクセのある個性的なウイスキーのことで
一般的にいわれている分類とは、少しちがうかもしれません。

ところでウイスキーの分類は、音楽のジャンル分けのように
どうでも良いように考えています。

テクノとプログレガラージュとウェアハウスはたまた
J-POPと日本のロックなど分類する意味が分かりません。

知らない人が、検索する時に役立つ程度です。
少し、話がそれました。


島系の有名な銘柄を上げるなら
ボウモア(Bowmore)」
ラフロイグ(Laphroaig)」
アードベッグ(Ardbeg)」
ブナハーブン(Bunnahabhain)」
ラガヴーリン(Lagavulin)」
あたりでしょうか。

この中でも「ラガヴーリン(Lagavulin)」が好みです。

一昔前は、声を大きくして大好きといえたのですが、
だいぶ前に味が変わってしまいました。

ここ何年か家飲みの際には、
タリスカー(Talisker)」を好んで飲んでいます。

スモーキーフレーバーにどっぷり浸かってる
ただの酒呑みですね。

つまみは、基本的になくてもかまわないのですが
燻製を使って煙たさ加減を楽しんだりもします。

飲む順番は、
まず、口に水を含んで、舌をフラットな状態にします。
次に、ウイスキーを口の中でころがします。
飲み込んでから、口の中の香りを楽しみます。
そして、燻製の味を楽しみ、香りをズラします。

燻製は、特にコレといって決めていることは
何もありません。

ですが、
せっかくおいしいと思っているウイスキーを楽しむなら
それなりの本物の燻製のほうが風味がよくて
相性がいいような気がします。

気が向いたら、スモーキーなウイスキーに燻製のつまみを
試してみてください。

燻肴(くんこう)のつまみと島系ウイスキーの相性 -その1

お酒の話を語る時、最初にお断りしておきたいのは
お酒は嗜好品ということです。

自分は、日本酒も好きですがウイスキーが大好きです。

そんな酔っ払いのひとり言だと思って
バーのカウンターで隣り合わせたおっさんが
「なんか言ってる」くらいの気分でこの記事は読んでください。

ウイスキーを飲む時は、純粋にウイスキーを楽しみたいと
常々思っています。

もちろん、付き合いでハイボールを飲むこともありますが
1人で飲むなら、家でも外でもストレートで飲んでいます。

そのほうが、はっきり美味しいと感じるからです。

日本酒でも同じなのですが、つくり手がうまいと考えて
世に送り出したお酒をイジくり回すのは、失礼ではないかな
深読みまでしてしまいます。

つくり手からは「好きに飲んでいいんだよ」と
言われることは、分かっています。

ですが、そんな風に考えてしまうのです。

バーでウイスキーを飲む時は、島系のウイスキーを
好んで飲みます。

カウンターの目の前には、
・ギネスのパイントグラス
・氷が入ったチェイサー
・本命のウイスキー
と3つ並べておくとなぜか安心します。

こんなスタンスでウイスキーを飲んでいると
やはりつまみにウイスキーの邪魔をされたくありません。

主役は、あくまで美味しいウイスキーです。

そうなると甘いものは、食べたくありません。
ミックスナッツも3つ、4つつまめれば十分です。

まぁ妥当なのは、ピクルスか燻製かなというところに
落ち着きます。

お腹を膨らませておいしいウイスキーが
飲めなくなのはイヤですからね。


-その2へ つづく

部位が選べる燻肴(くんこう)のキングサーモンのつくり方

燻製専門の老舗、燻肴(くんこう)の1番人気は
キングサーモンです。

原材料のキングサーモンは、ニュージーランド産で
1メートル前後のサイズが多く、よく脂がのっています。

身が厚く脂肪分が高いにもかかわらず水分量が
かなり少ないのが特徴です。

このキングサーモンを燻製歴50年の老舗秘伝の調味塩で
2日間漬け込みます。

その後、「風乾」と呼ばれる余分な水分をとばす工程を
じっくり2日間おこない旨みを凝縮させていきます。

※「風乾」は、とても大切な工程なのですが
 中には1日未満で済ませるメーカーもあるようです。

こうして準備されたキングサーモンをさくらチップを使って
約80度で燻製にしていきます。

そして仕上げに高温で焼き上げることで香ばしさとツヤを
出して燻製が完成します。

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また、燻肴(くんこう)のキングサーモンは、部位によって
それぞれの楽しみ方があります。

最もスタンダードな胴の部位では、腹身の部分と背中の部分との
味の違いを楽しめます。

数量限定のカマのところは、カマ肉とホホ肉のあまり出回らない
部位を試せますし、食べ終わったら出汁を取るのもおすすめです。

しっぽの部分は、骨がないので食べやすく
身も締まっているので食べ応えもあります。

お気に入りのウイスキーにどれが一番合うのか
食べ比べる遊びも面白いのではないでしょうか。